私たちみやぎ奨学金問題ネットワークは、ブラック企業対策仙台弁護団、仙台けやきユニオンとともに「長時間労働・過労死相談ホットライン」を開催します。
「働き方改革」が叫ばれて久しいですが、長時間労働におわれ、過労死・過労自死されてしまう労働者は数多く存在します。厚生労働省が2018年に実施した重点監督では対象企業の約3割で違法な時間外労働がありました。そして、脳・心臓疾患や精神障害で労災認定を受けた会社員の過労死・過労自殺は、2018年で158人と高止まりしています(過労死対策5年 なお働き過ぎている 東京新聞2019年11月9日)。
この問題を解決するためには、過労死遺族から相談を受け付け、過労死の責任を企業に取らせていく活動や、長時間労働などの過酷な環境で働く労働者からの相談を受け生きているうちに問題解決をしていく活動が重要です。
毎年11月は過労死月間とされ、厚生労働省主催のシンポジウムなどが行われています。そこで私たちはこの時期に、3団体の共催で「過労死・長時間労働相談ホットライン」を行うことにしました。
この相談ホットラインでは、過労死・過労自死に至った事案に加え、現在、長時間労働によって疲弊した労働者や、ブラック企業によるパワハラ・賃金未払いなどの被害にあう労働者の方からの相談を受け付けます。相談スタッフは弁護士や労働組合のスタッフです。また、相談に訪れる労働者の方には、債務を抱えていることがあり、奨学金問題もあることからみやぎ奨学金問題ネットワークも参加しています。
職場の問題や生活の問題でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。この日は、仙台けやきユニオンで「大人食堂」も行っており、現地で相談体制を整えています。その中で、同時にホットラインも行うという形になっています。
〇ホットライン概要
日時:11月30日(土)17時~21時
場所:仙台市福祉プラザ10階 研修室2(現地相談も可能)
電話番号:0120-333-774(相談料無料、秘密厳守)
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